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『next to normal』のあらすじ

『next to normal』を韓国で観劇される皆様へ

 

いつもJKimへの温かいご声援を有難うございます。

『next to normal』韓国公演では、日本語や英語の翻訳機のご用意がありませんので、こちらにあらすじをご紹介します。

 

皆さまの旅の安全と、楽しいご滞在になりますことを心よりお祈りしております。

 

 

アムノス事務局

 

 

『next to normal』  あらすじ

 

ダイアナ(JKim)は、緑豊かな郊外の一軒家に夫のダンと娘のナタリーと3人で暮らしている。

その様子は、いかにも平和で幸せそうな家庭に見える。

しかし…。

ダイアナは時々唐突に血相を変えて騒ぎ出し、ダンはそんな妻を必死になだめようとするが直ぐには収まらないのだった。

ナタリーはそんな状況を気にしながらも、授業に遅れないよう大学に行ってしまう。

 

母の気持ちが死んだ兄に向いていて、愛されている実感を持てずにいるナタリー。彼女は一日も早く家を出て自立したいと思っていた。

 

大学構内の音楽室で、ナタリーがピアノを弾いていると、クラスメイトのヘンリーは近くのソファーに座り、彼女の演奏に耳を傾けた。

2人は互いに惹かれ合っているようだ。

親しさを深めた2人は、互いの気持ちを確かめようとキスをする。それを見てしまったダイアナは、かつて自然な感情で愛し愛された喜びを懐かしく思った。

 

ダイアナはダンと定期的に病院へ通っている。

彼女は16年前から幻覚を伴う躁うつ病を患っているのだった。

症状に合わせて服薬量の調整をしている主治医に、ダイアナは「薬を飲んでいると自然な感情まで抑えられてしまい悲しい」と訴える。しかし主治医は「気持ちを安定させるためには仕方ない」と言うのみで聞き入れてはくれない。

ある日、ダイアナは幻覚となって現れた亡き息子に促されて、主治医から処方されたばかりの薬を全て捨て去ってしまう。現在の精神状態を保つのに必要な維持薬をダイアナは拒否したのだった。

 

息子を亡くしたショックで、躁と鬱の状態を繰り返す双極性障害を患う妻。

彼女を支える壮絶な日々が、予想外の結末へと進展する。

8ヶ月の赤ん坊だった息子が腸閉塞で死んでしまった時も、常識的すぎる夫・ダンは、母親であるダイアナの勘に同意しなかった。

以来16年間なぜ苦しむのか解ろうとしなかったダンは、大きな決断を突きつけられ、あることに初めて気づくのだった…。

 

 

『next to normal』は、激しいビートのロック音楽と共に、現代の深層に陽を当てる珠玉のミュージカルです。